清水建設が建物設備と車両・ロボットを
統合制御するシステムを構築
2021.08.31
清水建設は、建物設備と各種サービスロボット・自動運転車を統合制御するシステム「Mobility-
Core」を開発。同社の技術研究所内に、自動運転車両による構内送迎と自律走行型ロボットに
よる施設・街区内の誘導を連携させたサービス機能などを構築し、常用運用を行う。
Mobility-Coreは施設側の自動運転管制・監視システム、エレベータなどの建物設備と、施設内
で稼働する車両・ロボットを連携させる基盤となるもの。同システムの活用により、自律型モビ
リティの開発メーカーなどは、他社製品や建物設備との連携機能を独自開発せずに、複数のモ
ビリティを組み合わせた施設サービスを容易に展開することが可能となる。また、モビリティ
の安全な走行支援のため、敷地・建物内の監視カメラの画像を分析。歩行者や自動車の位置を検
知し、アラート情報を発信する技術も整備した。今後、モビリティを活用した施設・街区内サー
ビスの社会実装に向け、日常的に人が活動する実用環境下での技術検証を進めていく方針だ。