2022.03.01

ダイダンは、更新工事の施工計画にかかる労力を大幅に低減するとともに、円滑な情報共有を
促進する施工プロセスの可視化ツール「Construction Visualizer 4D」を開発した。これまで
同社は、設備機器の更新工事で、機器や配管などの設置状況の調査とその図面データ化、施工
計画の策定に多くの労力を要していたことが課題だった。同ツールは360度カメラと写真測量
技術を用いて工事対象となる現況の機械室、機器、配管などの3Dモデルデータを生成し、計
画した施工プロセスを3D動画で表現するもの。機器の搬入･搬出などの施工計画を3D動画で
チェックできるため、安全で効率的な施工計画の立案支援や、現場調査にかかる工数の大幅な
低減が可能だ。また、施工計画の情報共有も容易となる。すでに更新工事などで実績があり、
現地調査時間の短縮や10%のコスト削減を達成したという。このほか、揚重作業の事前安全確
認では、若年技術者へ工事に潜在する危険の理解を助ける教育ツールとしても活用可能だ。

　3Dモデル化のフロー　Ⓒダイダン

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