2022.07.27

日本郵便は、新たな価値の創造に向けた取り組みとして、LiDARセンサーを活用した周辺情報
取得によるデジタル地図の構築に向けた検討など2つの構想を発表した。同社は、スクラムスタ
ジオが提供する世界中のスタートアップ企業と連携･事業共創を行うプログラム「SmartCityX」
に参画し、Innoviz Technologies社らとマッチングし今回の取り組みに至った。1つ目の構想
は、天候を問わず緻密な3D点群データを生成できるLiDARセンサーを使用。日本郵便の配達車
両に同センサーを搭載し、配達経路の道路や建物の変化などの情報を高鮮度に取得することで、
自動運転や無人配送など次世代の住民向けサービスの基盤となるデジタル地図の構築を検討す
るもの。2つ目の構想は、太陽光で自己給電するIoTソーラーバッテリーをさまざまなセンサー
とともに郵便ポストに実装。これにより、投函状況の可視化による取集業務効率化を図るほか、
気象情報などの取得や地域のみまもりツールとしての仕組みなども検討していく。

　Ⓒスクラムスタジオ

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