国土交通省が国費80億円で建築BIM加速化事業を
新たに創設
2022.12.13
国土交通省は、令和4年度第2次補正予算において、国費80億で「建築BIM加速化事業」を新
たに創設した。同事業は、一定の要件を満たす建築物を整備する新築プロジェクトにおいて、
複数の事業者が連携して建築BIMデータの作成などを行う場合に、BIMソフトウェアや講習な
どに要する費用に対して、国が補助を行うもの。同省は建築BIMを活用する事業者の拡大を図
り、建築BIMの社会実装を加速化したい考えだ。令和5年度末までの基本設計・実施設計・施工
のBIMモデル作成が対象で、設計BIMモデルや施工BIMモデルの作成などに要する費用を幅広
く補助する。また、協力事業者(下請事業者など)だけでなく、代表となる元請事業者なども
補助の対象。建物要件は3階以上、敷地面積が概ね1,000㎡以上など。延べ面積別の補助上限
額で、設計費が2,500万円~3,500万円、建設工事費が4,000万円~5,500万円となっている。
説明会を12月21日と26日に実施予定で、詳細などは同省のWebサイトに掲載されている。