2022.12.20

清水建設は、工場の初期設計段階から運用段階に至るまで、デジタルツインを継続的に活用し
ながら施設価値の最適化を図る新たなエンジニアリングサービス「Growing Factory」の提案
活動を開始した。同サービスは、独自開発した生産シミュレーターと3Dプラントモデルの連携
システムを利用し、設計段階からバーチャル空間にプラントモデルのデジタルツインを構築。
同空間に建設した複数の工場プランに対して稼働シミュレーションを重ね、短時間で事業予算
と整合した最適な工場プランを提案できる。提案を基に、全体構想を確定させたあと、製造設
備や搬送機器の最適な組み合わせも導出する。工場稼働後は、稼働データを基に生産ラインの
ボトルネックやライン稼働率、構内物流をデジタルツインにより可視化し、市場環境の変化も
考慮した改善策の検討･実践、工場の稼働率向上に取り組める。さらに、カーボンニュートラル
対応も可能で、工場の建設･運用の最適化を実現するとしている。

　「Growing Factory」のバーチャル空間（食品工場での適用イメージ）　Ⓒ清水建設

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