2023.04.27

大林組は高性能PCや特別なスキルを必要とせずに、建設現場のデジタルツインを容易に構築で
きる「デジタルツインアプリ」を開発した。同社は東京大学大学院工学系研究科と共同研究した
「データ・システム連携基盤」の考え方を応用しTISと主にデータ統合の仕組みを構築。ビュー
アの操作性や快適性を向上させるため、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのゲームエンジン
「Unity」を活用し開発を行った。デジタルツイン構築に必要な各種3Dモデルの登録や統合、描
写の実施までを１つのシステムで実行でき、初めてでもすぐに使用可能なよう直感的でシンプル
な操作を実現するデザインを追求した。全データがクラウド上に保存されているためネットワー
ク経由でデジタルツインの構築が可能で、どこからでも実際の現場状況をデジタルツイン経由で
確認できる。同社は建設現場におけるデジタルツインを「誰でも、どこでも、すぐに」構築でき
る環境として業界のスタンダードとすべく、現場への適用と同アプリの改良を進める考えだ。

　デジタルツインアプリの画面　Ⓒ大林組

　クラウドとの情報連携イメージ　Ⓒ大林組

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