安藤ハザマが建設分野の専門知識を有する生成AIの社内運用を開始
2024.01.16
安藤ハザマは、燈が提供する「AKARI Construction LLM」を導入し、社内ノウハウを取り込
んだ、建設分野の専門知識を有する生成AIを燈と開発し、技術伝承と業務効率化を目的とし
た社内運用を開始した。同社は昨年9月から文章生成AIを全社で利用開始していたが、イン
ターネット上の汎用的な知識を基に回答文を生成するため、専門的な知識や社内のノウハウ
に関する質問への回答の精度が著しく低かったことを受けて開発したもの。同社データベー
ス内の施工技術や研究開発などの独自のデータと、建設用語を効果的に参照できる燈の同製
品を接続することで、長年蓄積したノウハウを踏まえた的確な回答文を生成することが可能
になり、専門的な内容についても正確な情報を得られるようになるという。同社は今後、手
書き文書のデータ化を進め、多くの文書の内容を学習させていくとともに、公開されている
外部のデータベースとの連携や、同社独自の生成AIの開発を進めていくとしている。