2025.12.23

清水建設は、設計時にZEB提案を担う自社開発のAI“ZEB SEEKER”にコスト検討などの機能を
搭載し、顧客の最適なZEB化計画を立案する「脱炭素コンサルティング」を展開する。ZEB
SEEKERは数万の設計案を自動探索し、最適なZEB仕様を導き出す機能を備えたAI。新たに開
発したコスト検討機能は、エネルギー関連機器や建材、施工に関する1,000項目にもおよぶコ
ストデータベースを元に概算コストを算出できる。同社は顧客の施設群のエネルギーデータを
分析し、建て替えや改修による省エネ効果が期待できる施設を抽出・選定。省エネ性能に影響
する最大70種類の可変要素をヒアリングし、事業特性を踏まえて5段階評価する。その上で対
象施設の3Dモデルを構築し、ヒアリング結果をZEB SEEKERに入力すると2～3日で数万ケー
スにもおよぶ設計案が導き出される。その中から目標の省エネ性能(BEI)、コスト指数(顧客
予算)、事業適合性(事業特性)について、顧客が最も満足する設計案の提示を行う。

　新たにコスト指数を加えた評価軸で設計案を評価　Ⓒ清水建設

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