大林組が情報を一元管理する建設PLMシステム
の構築を開始
2024.03.05
大林組は、日本電気と連携し、設計から施工、アフターサービスを通して建築物の構成情報を
一元管理する「建設PLM(Product Lifecycle Management)システム」の構築を開始した。
同社によると、建築物の構成情報は部門やシステムごとに管理され、プロセスを横断した活用
が困難な状態にあるという。同システムは、BIMを起点とし、分断された情報を1つのプラット
フォーム上で統合することによりデータの整合性を確保し、業務の迅速化・高度化を可能にす
るもの。BIMから抽出した部材情報を日本電気のPLMソフトウェアに格納し、各種マスターと
関連付け、建築物の構成情報を一元管理することで、設計からアフターサービスまで幅広い業
務に利活用する基盤の構築を目指す。
同社は今後、BIMモデルや建設PLMなどデジタル技術を活用してDX戦略を推進し、業務の高度
化と経営効率、顧客提供価値の一層の向上に取り組む考えだ。