2024.06.19

清水建設は、施工管理業務の標準化やデジタル化を図る建築現場の総合ポータルサイト「Cコ
ンシェルジュ」を構築し、今月中に全国の建築現場を対象に運用を開始する。Cコンシェルジュ
は、労働時間の削減と限られた労働時間の有効活用を目的としたもので、同社の施工管理業務
のノウハウが凝縮されている。主要システムは、作業指示書発行や仮設手配といった12の既存
システムに加え、新たに開発した"工種タスク登録システム"や"技術相談システム、"図面検討
システム"などで構成。ユーザーは、時間や場所を選ばず使用でき、現場における自身のタスク
の抽出や遂行、進捗管理などに関する業務支援を得ることができる。また、施工管理データが
自動的にサイト内に蓄積される仕組みを構築しているため、知識・経験の共有が進み人材育成
にも貢献する。今後同社は施工管理データの蓄積を進め、データドリブンによる、プロジェク
ト上流段階からの施工計画・品質管理の最適化、意思決定の迅速化などを図っていく考えだ。

　　　　　　　　 Cコンシェルジュの概念図　Ⓒ清水建設

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