2024.12.05

NTTファシリティーズは、今月より同社の管理建物13件に画像異常検知AI「LiLz Guard(以下、
リルズガード)」を導入し、技術者が実施している建物点検業務の一部をAIにより代替可能かに
ついての効果検証をLiLzと共同で開始した。画像異常検知AIによる建物の目視点検の代替は、
国内初だという。建物維持管理業務における日常点検は、AIなどによる画像検知が困難な領域
とされていたが、2023年度から建物日常点検の画像異常検知AIへの代替化検証に取り組んでお
り、技術者の目視精度以上(検出率97%)で異常を検知できることを確認できたことから今回の
検証に至った。リルズガードは、現場の異常を画像から数値化し検知する点検AI。今回、維持
管理現場の疑似環境としてモデル設備機械室で、同AIの性能試験を実施した結果、防火シャッ
ター等付近の閉鎖障害物、配管・ドレンパン・設備機器等からの漏水などの異常状態を検知で
きた。今後も五感点検を代替するIoT・AIソリューションの開発・提供を進めていく考えだ。

　ⒸNTTファシリティーズ

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