長谷工版BIMと生成AI技術を融合し建設現場の
効率化に活用へ
2025.03.05
長谷工コーポレーションは、長谷工版BIMと生成AI技術を組み合わせた新たなシステムを燈と
共同で構築したことを発表した。長谷工版BIMは、長谷工独自のマンションに特化した3次元
建物モデルだ。今回のシステムは、長谷工版BIM内の設計図書データから建設現場で必要な設
計情報をチャット形式で検索し迅速に取得できるもの。同システムを使用する際は、PC画面の
左側に長谷工BIMを活用した3次元設計モデルが表示され、同画面の右側の入力欄からチャッ
ト形式で質問をするとすぐに回答を得られる仕組みだ。従来は建設現場の所員が設計図書を読
み込み、技術情報を正解に把握するためには習熟が必要で、BIMデータでの確認に時間を要し
ていた。同システムを使用することで知りたい情報を迅速に得られるようになり、建設現場に
おける設計図書確認の効率化を実現する。同社は、昨年より同システムのプロトタイプの試験
運用を実施し、想定どおりの運用が可能なことを確認したという。
同システムの活用概念図 Ⓒ長谷工コーポレーション
同システムの操作画面イメージ Ⓒ長谷工コーポレーション