オカムラらがAIにより設計初期段階の
オフィスレイアウトを自動生成
2025.03.21
オカムラは、設計初期段階のオフィスレイアウト案をAIの活用により自動生成するシステム
「Work Space Creator」をテクトムと共同で開発した。同システムはオフィス設計の初期段
階において、オフィスの躯体図面の読み込みとともに席数や用途などの要件を入力すると、オ
カムラの知見を学習させたAIにより、複数のレイアウト案を自動で生成することができるもの。
同社が長年蓄積してきたレイアウトの構成や規則性に関する知見をAIに学習させることで、自
動生成するレイアウト案の精度確保に繋げている。同システムにより、オフィス設計の初期段
階で迅速にオフィスのイメージを可視化することができ、生成されたレイアウト案を起点に顧
客とのコミュニケーションを円滑に進めることが可能。設計要件の整理や共有を効率化する。
同社は昨年11月頃より同システムの試験的な使用を開始しており、設計初期段階の検討を行う
ツールとしては、スケッチやCADを使った作業と比較して大幅に作業時間が短縮できたという。
AIによる生成レイアウトイメージ Ⓒオカムラ