三井不動産らが大規模集合住宅でロボットポーターサービスを開始
2025.07.09
三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、川崎重工業、大成建設の4社は、1,002戸
の大規模分譲マンション“三田ガーデンヒルズ”において、ロボットポーターサービス「FORRO
PORTER」の本格稼働を開始した。ロボット統合管制プラットフォーム「RoboHUB」は大成建
設が提供し、屋内配送用サービスロボット「FORRO」は川崎重工業が開発した。同サービスの
配送経路距離は合計約6.6kmでマンション向けとしては国内最大規模だという。同サービスは
ロボットがマンションのエントランスと住戸の間を自動走行し、居住者の帰宅時や外出時に荷
物を代わりに運ぶもの。複雑な空間の中でも目的地までの最適なルートを自動で走行可能で、
RoboHUBを介してエレベーターやオートドアと連動を行い、複数のセキュリティエリアを経
由してスムーズに移動できる。本年3月の試験導入から約3ヵ月間のリピート利用率は50%以上
で、人手を含むポーターサービス利用のうち20%以上がロボットによる配送だという。
三田ガーデンヒルズ内を走行する「FORRO(フォーロ)」 Ⓒ三井不動産
ロボットポーターサービス利用イメージ Ⓒ三井不動産
三田ガーデンヒルズ 中庭「センターガーデン」 Ⓒ三井不動産