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三機工業らがMRで体感する空調気流・温度シミュレーションを構築

2015.11.19

三機工業は、キヤノンマーケティングジャパン、キヤノンITソリューションズと共同で、空調気流・温度シミュレーションの3DCGデータと、キヤノングループ両社のMR(Mixed Reality:複
合現実感)システム「MREAL」との連携により、目の前に空調気流や温度分布が実在するかのよ
うに体感できるシステムを構築した。施工前に空調設備を効果検証する場合、これまでは3Dの
シミュレーション結果をディスプレイ上などに2D表示しかできず、施工後に発注者のイメージと
実感が食い違うことがあった。そこで三機工業は「一目でわかりやすく表現する」ことをポイント
にMREALを導入。STREAMなどのCFDソフトウェアから数値シミュレーション結果を直接MREAL
に取り込む専用プラグインを共同で開発し、独自手法のシステムを共同で構築した。同システムに
より、検証に掛かっていた時間と労力も大幅に削減できる。
同社は今後施工物件に同システムを適用し、顧客サービスや品質による差別化を図っていく考えだ。

 病室の空調気流シミュレーション(データ   病室の空調気流シミュレーション(MREALを
 の画像)©SANKI              利用したユーザーから見える映像)©SANKI

 病室の空調気流シミュレーション(データ   病室の空調気流シミュレーション(MREALを
 の画像)©SANKI              利用したユーザーから見える映像)©SANKI


 記者発表会の際に行われた実体験デモの写真。人の動きや視線に3Dデータも連動する。

 記者発表会の際に行われた実体験デモの写真。人の動きや視線に3Dデータも連動する。


     三機工業 技術研究所内に3D専用スタジオを構築。システムは可搬式となっており、  
     客先での運用も可能。©SANKI

     三機工業 技術研究所内に3D専用スタジオを構築。システムは可搬式となっており、  
     客先での運用も可能。©SANKI