第58回BCS賞を発表<日本建設業連合会>
2017.07.27
一般社団法人日本建設業連合会は、今年度のBCS賞を発表した。
今年で58回目の同賞は、「優秀な建築物をつくり出すためには、デザインだけでなく施工技術
も重要であり、建築主、設計者、施工者の三者による理解と協力が必要である」という建築業
協会初代理事長の竹中藤右衛門氏の発意により1960年に創設されたもの。
今年度は、全国からの応募作品76件の中から、次の17作品(うち特別賞2作品)が受賞した。
「新宿東宝ビル」「としまエコミューゼタウン」「桐朋学園大学調布キャンパス1号館」
「直島ホール」「TOTOミュージアム」「このはなアリーナ」
「太子町新庁舎『太子の環』人がつどう・まちをめぐる・太子がつながる」
「竹中大工道具館新館」「敦賀駅交流施設『オルパーク』・駅前広場キャノピー」
「TSURUMIこどもホスピス」「東京駅八重洲口開発 グランルーフ、グラントウキョウ
ノースタワー、グラントウキョウサウスタワー、駅前広場」「TOYAMAキラリ」
「虎ノ門ヒルズ(環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区)」
「MIZKAN MUSEUM」「YKK80ビル」
「日本橋ダイヤビルディング『江戸橋倉庫ビル』の保存・再生(特別賞)」
「早稲田大学 早稲田キャンパス3号館(特別賞)」
受賞作品は、複合施設、博物館、大学、事務所、スポーツ施設、庁舎などの多彩な用途の作品
が選ばれている。
日建連では各受賞作品について、デザインや機能が優れていることはもちろん、周辺環境や街
並みへの配慮、地域との融合、新しい試みへのチャレンジなどの点で、BCS賞の趣旨に沿った
素晴らしい建築作品だとしている。
同賞の表彰式は、11月17日(金)、東京・内幸町の帝国ホテルで行う予定だ。