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2018年日本建築学会賞を発表<日本建築学会>

2018.04.23

一般社団法人日本建築学会は、2018年日本建築学会賞を4月20日(金)に発表した。
大賞には「アーキニアリング・デザインの理念に基づく、建築学会活動への貢献と、教育・研
究・設計の総合的な実績」により斎藤公男氏(日本大学名誉教授)、「建築計画学における環境
心理・環境行動学、人間工学を基盤とする建築計画基礎分野の確立と発展および建築設計資料
集成全面改訂に関する功績」により高橋鷹志氏(東京大学名誉教授)の2名がそれぞれ受賞した。
大賞は、建築に関する学術・技術・芸術の発展途上に長年の業績を通じて、特に著しく貢献し
た同学会の個人会員を対象としている。
 
注目の学会賞(作品)は、今年度は該当作なしとなた。該当作なしは2013年以来5年ぶりと
なる。
日本建築学会教育賞(教育貢献)には、隈研吾氏(東京大学教授)、小渕祐介氏(東京大学准教授)、
木内俊彦氏(東京大学特任研究員)、岡博大氏(NPO法人湘南遊映坐理事長/映画作家)の4名に
よる「無料オンラインコース“現代日本建築の四相 第一相:理論”」が選ばれた。
このほかの学会教育賞(教育貢献)には、日建設計ボランティア部、明治大学山本俊哉研究室、
千葉大学木下勇研究室、一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズの4団体による
「逃げ地図づくりを通した世代間・地域間のリスク・コミニケーションの促進」などが
選ばれている。
大賞と学会賞の贈呈式は、5月30日に建築会館ホール(東京・港区)で開催される通常総会後に
実施される予定だ。